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2018.09.16.09.00

"WHAT'S GOING ON" by MARVIN GAYE

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とおくからおとがきこえてくる。
そのおとに身をゆだねるとそのまま身体がふわりとうくようなきがする。

どこまでもどこまでもうかんでただよっていけるだろうとおもってみても、こちらのおもいどおりにはならない。
たかみにのぼりつづけたいとおもってもそうもいかない。
不意に、地上がみえてしまってわが身がいかにあぶなげないものなのか、おもいしらされてしまう。
だからといって、なにができるわけでもない。
上昇と下降、なんどとなくあらわれるそれに無抵抗なまま、ずっとずっとうかびつづけている。
そして、いかに、自身のふがいなさにきづかされる。
だからといって、明確な意思表示へと決意をもつのもためらわれる。
ずっとこのままである自身、過去もそうだったし、これからさきも、きっとそうだ。
声はつねに問いを発しているが、それはあくまでも、そのもちぬしのものでしかない。それをひきうけることはないだろう、きっと。
いまという時代でなければ、いまのぼくでなければきっと、ことなった理解にいたるはずだ。でも、それはただの回避でしかない。かりのはなし、たとえばなし、そんなものはきっと通用しない。それだけはいやでもわかる。
いまのぼくにできるのは、そんな事柄にきづいてしまった自身をわがみとしてひきうけることだけなのだ。

この作品をきくとかんがえるのはいつも、そんなようなことである。
作品の位置付けや価値、そしてその後への影響は、きっといろいろなところで語られたり綴られたりしているだろう。
だがいまのぼくにはそれらはみんな虚空にあるように思える。
それをきいたりよんだりして意識づけられる事の意義や意味はあるのかもしれないが、それはその作品とはむしろ無縁なものかもしれない。作品について語るヒト、作品について綴るヒトにとってこそ、それらは必須なものである事は認められよう。だが、それらを信じたり従ったりする必要は、決して重要な事ではない。

<断章:ここに次から次へと様々な逡巡と悔悟のことばが綴られているとおもってもらってもよい>

ぢゃあ、どうすればいいのだろう。
なんどとなくこの作品の中に顕れる「ホワッツ・ゴーイン・オン (What's Going On)」と謂うことばと旋律が呪縛の様に聴こえるのは、きっとそんな理由だ。

旋律はかろやかにひびく、しかし、そのかろやかさにうながされてうたわれる事どもは決してかろやかではない。くらくおもくこころにのしかかる。そこにあるのは、ある光景、克服すべき事物の描写である。
だからといって、それがすべてではない。それとはまったく逆もありうる。おもくくらい音律にいざなわれてかたられるのは、ある決意表明だ。そのおもくくらい音律にさからうように、いや、そうではない、おもくくらい音律だからこそ、ある意志がはっせられるのだ。
でも、それをぼくはすなおに肯定できるだろうか。それをすなおにみずからにひきうけられるだろうか。
そこで判断は停止させられる。なぜならば、そこにあるのは彼個人のものであって、ぼくのものではないのだから。かりに、わが身へと類推できたとしても、そこからなんら明快なものが顕れるわけではない。
第一に、そこにはなんら具体的な施策があるわけではないのだから。
なぜならば、これはただのうたでしかないのだ。

「ホワッツ・ゴーイン・オン (What's Going On)」を呪縛のことばと旋律とぼくがよぶのはそういうわけだ。
だから、ずっときいている。そして冒頭にかえるのだ。

ぼくはなぜ、いつも問いかけられるのだろう。
「ホワッツ・ゴーイン・オン (What's Going On)」この問いをはっする側にはけっしてたつ事ができないのである。

ものづくし (click in the world!) 191. :"WHAT'S GOING ON" by MARVIN GAYE


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"WHAT'S GOING ON" by MARVIN GAYE

1. WHAT'S GOING ON (3:52)
 (Al Cleveland, Marvin Gaye, Renaldo Benson)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP) / Stone Agate Music Division (BMI)

2. WHAT'S HAPPENING BROTHER (2:44)
 (Marvin Gaye, James Nyx)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP)

3. FLYIN' HIGH (in The Friendly Sky) (3:49)
 (Marvin Gaye, Anna Gaye, Elgie Stover)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP)

4. SAVE THE CHILDREN (4:03)
 (Al Cleveland, Marvin Gaye, Renaldo Benson)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP)

5. GOD IS LOVE (1:41)
 (Marvin Gaye, Elgie Stover, Anna Gaye, James Nyx)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP)

6. MRECY MERCY ME (3:13)
 (Marvin Gaye)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP)

7. RIGHT ON (7:31)
 (Earl DeRouen, Marvin Gaye)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP) / Stone Agate Music Division (BMI)

8. WHOLY HOLY (3:08)
 (Al Cleveland, Marvin Gaye, Renaldo Benson)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP) / Stone Agate Music Division (BMI)

9. INNER CITY BLUES (Make Me Wanna Holler) (5:26)
 (Marvin Gaye, James Nyx)
 Jobete Music Co. Inc. (ASCAP)

PRODUCED BY MARVIN GAYE

Mastered for compact disc by John Matousek at Motown / Hitsville U.S.A. Recording Studios, Hollywood, California.

Design : Katherine Making / Alana Coghlan

(C) 1986 Motown Record Company
Manufactured by Motown Record Company

ORIGINALLY RELEASED 5/21 / 71

上記のクレジットはぼくが所有するCDからのモノである。このCDは、恐らく本作品の初CD化作品で"A Motown Compact Classic Music That Makes Memories"の1点。
以下、こちらに掲載されていたクレジットを記載しておく。

Alto Saxophone : Angelo Carlisi
Art Direction : Curtis McNair
Artwork [Graphic Supervision] : Tom Schlesinger
Backing Vocals : Elgie Stover, Lem Barney, Mel Farr, Bobby Rodgers, The Andantes
Baritone Saxophone : Tate Houston
Bass : Bob Babbitt, James Jamerson
Bass [String Bass] : Max Janowsky
Bongos : Earl DeRouen, Eddie Brown
Celesta [Celeste] : Johnny Griffith
Cello : Edward Korkigian, Italo Babin, Thaddeus Markiewicz
Conductor, Arranged By : David Van DePitte
Congas : Earl DeRouen, Eddie Brown
Drums : Chet Forest
Flute : Dayna Hartwick, William Perich
Guitar : Joe Messina, Robert White
Harp : Carole Crosby
Liner Notes : Marvin Gaye
Percussion : Jack Ashford
Photography By [Front And Rear Cover] : Hendin
Photography By [Inside Montage] : The Gaye And Gordy Family Archives
Piano : Marvin Gaye
Producer : Marvin Gaye
Soloist, Alto Saxophone : Eli Fountain
Soloist, Tenor Saxophone : William "Wild Bill" Moore
Soprano Saxophone : Larry Nozero
Tambourine : Jack Ashford
Tenor Saxophone : George Benson
Trombone : Carl Raetz
Trumpet : John Trudell, Maurice Davis
Vibraphone [Vibes] : Jack Brokensha
Viola : David Ireland, Edouard Kesner, Meyer Shapiro, Nathan Gordon
Violin : Alvin Score, Beatriz Budinszky, Felix Resnick, Gordon Staples, James Waring, Lillian Downs, Richard Margitza, Virginia Halfmann, Zinovi Bistritzky
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