2017.02.03.11.23

Enter Sandman

よる。
だれもがねしずまった深夜。
時計をしんじるのならばそれは早朝。
だが陽がのぼるのはもうすこしあとだ。

そっと寝床をぬけだす。
だれにもけどられぬように。
だれもおこさぬように。

廊下をぬけて階段へとたどりつく。
ここからが正念場だ。
おいたみにはきつい仕事だ。
毎晩のこととはいえども。

おとをけっしてたてぬよう。
のぼりつめてこれでようやく半分だ。

廊下のむこうが目的の場所だ。
かぎはあいている。
まだおさないからな。
かぎの意味もしらない。
おやとしてもかけるわけにはいかない。
まだおさないからな。
万一があったそのとき、かけつけるにはかぎはじゃまだ。
そして、おれにもじゃまだ。

ねむっている。
もちろん。
そう。
ぐっすりと。

シーツからとびでたてあしをそっとしまい。
首筋の寝汗をそっとぬぐう。

そうして、そうっと、ほおをよせる。
そうして、そうっと、くちづけをする。

おきているこのこがけっしてゆるしてくれないから。
しわだらけのおれにおびえてしまうから。
だから、よる。いま。
こうして、このこにあいにいく。

[the text inspired from the song "Enter Sandman" from the album "Metallica" by Metallica]

images
single for the song "Enter Sandman" by Metallica

関連記事

theme : 今日の1曲 - genre : 音楽

a song for you | comments : 0 | trackbacks : 0 | pagetop

<<previous entry | <home> | next entry>>

comments for this entry

only can see the webmaster :

tackbacks for this entry

trackback url

http://tai4oyo.blog108.fc2.com/tb.php/2213-eb288aab

for fc2 blog users

trackback url for fc2 blog users is here