2017.01.10.11.04

きぼうほう

その伝記『マゼラン』[著者並びに出版社不明] は、インド航路 (The Sea Route To India) を発見したヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama) の帰還から始まっていた。

一体、いつ頃に読んだのだろう。朧げな記憶を辿れば、その伝記は学級文庫 (Classroom Library) の1冊なのだが、肝心の学年が憶い出せない。
だからその伝記の、出版社や刊行年はおろか著者も解らない。
ただ、決して多くはない蔵書の中から、その1冊を取り上げた事だけは確かだ。

フェルディナンド・マゼラン (Fernao de Magalhaes) と謂えば、世界1周だ。それはその伝記を読む前に知っていたのか、それとも、世界1周を成し遂げた人物だから読もうとしたのか。一体、どちらだろう。その順番も不明瞭だ。

ただ、クリストファー・コロンブス (Cristoforo Colombo) と謂う人物と彼の業績、そして彼の玉子に関する逸話 [既にこちらで紹介済みだ] は既に知っていた。 [こちらでも綴ったが] 彼の簡単な伝記は『いじんのはなし』[著者並びに出版社不明] と謂う伝記集に収められていて、それは小学校1年生の時に読んでいた。その本は親がぼくに買い与えたモノなのだ。

クリストファー・コロンブス (Cristoforo Colombo) は地球 (The Earth) が丸いと謂う事実を立証しようとしてその結果、新大陸を発見 (Reaches The New World) する。だから、フェルディナンド・マゼラン (Fernao de Magalhaes) は彼の後、そして彼が成し遂げなかった事を成し遂げる。
小学生にも理解可能な論理展開だ。
仮に、フェルディナンド・マゼラン (Fernao de Magalhaes) の伝記に、クリストファー・コロンブス (Cristoforo Colombo) が登場してもきっと誰も驚かない。
だがそこには彼の代わりに、ヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama) と謂う人物が登場するのだ。

地中海 (Mare Mediterraneum) から出発して南下し、アフリカ大陸 (The African Continent) の南端をぐるっと廻ってインド半島 (Indian Subcontinent) に到着する。
それが何故、偉業なのか、当時のぼくには皆目、見当もつかない。
地図を指差しながら、陸づたいに行けば、簡単に着いてしまいそうだ。

長じて、世界史を学んでそれは立ち所に理解出来る。つまり「クリストファー・コロンブス (Cristoforo Colombo) は地球 (The Earth) が丸いと謂う事実を立証しようとしてその結果、新大陸を発見 (Reaches The New World) する」と謂う文章は不正確なのだ。
彼の、本来の目的がそこには記されてはいない。
それさえ知っていれば、フェルディナンド・マゼラン (Fernao de Magalhaes) の伝記冒頭にヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama) が登場した所以は立ち所に理解出来る筈なのだ。

その伝記にそれが記されてあったのかなかったのか、ぼくには全くの記憶がない。そしてそれを調べる手立てはない。
今のぼくには、ヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama) の冒険とその成果が、フェルディナンド・マゼラン (Fernao de Magalhaes) の世界1周の動機となったのだと謂う読後感があるだけなのだ。
ヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama) の帰還の現場に、幼い少年だったフェルディナンド・マゼラン (Fernao de Magalhaes) が立ち会ったと謂う認識があるのだが、その伝記にそう記されていたのか、ぼくのただの妄想なのか、はっきりはしない。

ぼくの記憶にあるのは、後にマゼラン海峡 (Estreito de Magalhaes) と命名される難所と、それを無事に通過した後に出逢う太平洋 (Pacific Ocean) の印象ばかりなのだ。
平和の海 (El Mare Pacificum) と彼が呼んだのだ。

そこから先の航海に関しては全く読んだ記憶がない。

images
『フェルディナンド・マゼランの死:1521年4月27日フィリピン、マクタン島にて (Magelan : Death, 1521. The death Of Ferdinand Magellan On Mactan Island In The Philippines On 27 April 1521.)』

彼の非業の死は知っている。その伝記の巻頭にある口絵のひとつに掲載されていたのだ [勿論、上掲画像ではない]。
もしかすると、巻頭で彼の物語の終焉を知ってしまっているが為に、読む意欲が失せてしまったのだろうか。

いずれにしても、彼自身が、ヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama) が通過した喜望峰 (Cabo da Boa Esperanca) に臨めなかった様に、ぼくもそこには未到着なのだった。

次回は「」。
関連記事

theme : ふと感じること - genre :

i know it and take it | comments : 0 | trackbacks : 0 | pagetop

<<previous entry | <home> | next entry>>

comments for this entry

only can see the webmaster :

tackbacks for this entry

trackback url

http://tai4oyo.blog108.fc2.com/tb.php/2196-3d74b9ae

for fc2 blog users

trackback url for fc2 blog users is here