2016.12.04.12.19

これもまた悪い夢の続き 90.

こんな夢をみた。

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"the poster" for the movie "Coming Home" directed by Hal Ashby

帰省している。
その街の、唯一の繁華街にある、この街唯一のスクランブル交差点で、信号の変わるのを待っている。
道路の向こう側で、ぼくと同じ様に待っている人々の顔はよく見える。小さな交差点なのだ。

その待っている顔のひとつに見知った顔がひとつある。
ミュージシャンとしてデヴューして今は、俳優もやっている。Pだ。
周囲の人間は誰も気づいていない。まぁ、そうだよねと納得したところで、眼と眼とが逢う。
だから会釈する。

信号が青くなって人が流れ出す。
視線を感じてその元に顔を向けたらさっきの男だ。しかも、こちらに向かって歩いてくる。

彼とぼくとは交流はない筈だ。
だが、彼もこの街の出身で同世代。学生時代の交流戦かなにかで、遭遇していたのだろうか。
彼はぼくの眼の前に立ち塞がって挨拶をするのだ。

一言、二言、世間話に興じる後に、彼はこんな事を切り出す。
「歩行者天国の正しい名称を知らないか」

この街も毎日曜日の午後、この近辺から車輌を一切締め出している。
そして、簡単な出店やちいさな催し物が開かれる。
彼の質問の趣旨を訝しがりながら、今度はこちらから質問を投げかける。
「歩行者天国というのは、駅前から神社の参道までの、このあたり一帯のことだよね」

「いや、そうじゃない。この通りだけのだ」
頭の中で地図を見開いたが、彼の意図が咀嚼できていない。
ぼくの知っているものと彼の懸案とは違う様だ。

「交番には尋ねたのか」
「交番が知っているのは住所だけさ」

こんな愚にもつかない話をしながらぼく達は道なりに歩いている。
こうして並んで歩いていると、彼の背格好はぼくと大して変わらない。
ステージや画面の向こうでは随分と大きく見えるが実際は、こんなものなのだ。と、すると彼の属するユニットの相方達は、相当に小さい事になってしまう。いつでもどこでも、彼一人だけが頭一つ大きいからなのだ。

「すると主催者を捜さないと、だね」
「それを、どこに聴けばいい。結局堂々巡りか」
「例えば、ここじゃあないかなぁ」

立ち止まったぼく達の傍にあるビルは、商工会議所だった。ちっぽけな繁華街のど真ん中にある。

「今日はやすみなのだろうか」

街のいたるところが賑わいを見せている中、そのビルだけがもぬけのからの様だ。
向かいにある公園、とは謂っても猫の額程のちいさなものだ、そこから枯葉が吹き込んできてそのまま、正面のエレベーター・ホールは吹き溜まりになっている。

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"the poster" for the movie "Cybele ou les Dimanches de Ville d'Avray" directed by Serge Bourguignon
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