2016.11.11.10.13

Sunny Side Up

さいしょはなまだった。
それにだいいち、くえるかどうかもわからねぇ。

くすねたそのまんまるをしばらくながめていた。まだらのそれはやけにきれいだ。はじめてみる。ふとちからをいれたら、ぐしゃりとつぶれた。どろりとしたかたまりがでて、きみがわるい。そこらになすりつけてかたまりをすりとった。まだついている。においをかいだ。そしてなめた。

うまかった。そしてこうかいした。さっきのはどこにいった。そこらあたりをなめまわしてみた。それでようやくわかった。これはくえるのだ。

それから、なんどもそれをさがしてくうことになった。みつけるたびににぎりつぶしてどろどろのそれをなめる。ときどき、にぎりつぶせないものにでくわす。かんでもだめだ。にているのはかたちとおおきさとまだらいろだけ。あれはいしなのだろう。

そうやっているうちににぎりつぶさないほうほうをおもいつく。もったいないからな。さきをこわしてそこからなめればいい。こっちがらくだ。

試験体は遥かな過去の記憶から物語っている。辛抱強く聴き続けるしかない。
火の記憶、火との出逢いまでの我慢だ。きっとそこから人類がはじまる。
そう、我々が知りたいのは、目玉焼きがいつどのようにしてはじまったのか、なのだ。

[the text inspired from the song "Sunny Side Up" from the album "Sol Invictus" by Faith No More]


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