2016.10.28.09.46

Quantum Flux

そこでなにかがおこってはいるのだろうが、それがなんなのか皆目、おれにはわからない。

部屋に緊張がはしっている。それは、鈍感なおれにもわかる。だが、所詮は門外漢だ。
こいつらの興奮を共有する、それはできない相談だ。

大袈裟な映画ならば、かべのひとつはでかいモニターで、そこにいくつもの映像がうつしだされているはずだ。火花がはしったりしてな。

だが実際は、みながみな、専用のデスクにかじりついて、ちっぽけなモニターにむかっているだけだ。しかも、そこにうつしだされるのは、無味乾燥とした数字の羅列だ。
そして、その羅列にみな、うつつをぬかしているというわけさ。

まねかれざる客であるおれはまつしかない。
なんらかの結果がでるまで、手をこまねいているだけだ。たとえ、別室でまってもおなじこと。下手すればやっこさんにとんずらこかれない。

そいつはいま、おれに背をむけてすわっている。
ちからいっぱい、右掌をにぎりしめ、両肩をぶるぶるとふるわせている。

ある意味でみものだな、これは。

[the text inspired from the song "Quantum Flux" from the album "Singularity" by Northlane]


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