2016.03.11.09.42

Jekyll And Hyde

おれはあいつをしっているが、あいつはおれをしらない。
おれはあいつからうまれたが、あいつはおれのおやではない。
あれはあいつのいちぶだが、あいつはおれをみとめようとはしないはずだ。
おれはあいつをにくんでいるが、あいつはおれをいみきらうだろう。
おれはもんなしだから、あいつのかせぎをねこそぎにするのだ。
おれはみにくいから、あいつはきっとおれをみくだすのにちがいない。
おれは、おれは、 おれは、...。

やつはそう一気にまくしたてている。
いいよどんでいるのは、やつの思考回路にことばがおいついていけないのか、それとも、それだけ彼への憎悪がはげしいせいなのか、わたくしにはみぬけない。
そして、やつはさいごにこうつけくわえた。

どうだい、旦那。こんな不公平なことがあるかね。こんな不均衡なことがあるかね。
おれはやつをなきものにしたい。
その充分な理由はここにあるだろう。

そうさけんで、そいつは号泣したのだ。
地獄のそこでひびくような、そらおそろしいこえだった。

[the text inspired from the song "Jekyll And Hyde" from the album "Got Your Six" by Five Finger Death Punch]


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