2016.01.08.12.31

A Night Like This

まっくらな部屋にあおむけになれば、いろいろなことにきづかされるだろう。
きみもやってみるがいい。

めがなれるまでは暗闇だ。なにもみえない。だが、それもほんのわずかな時間だ。次第に闇が溶解し、ここがどこなのか、わかるはずだ。
みおぼえのある家具、調度。ここはきみの部屋。いつもの場所だ。

そこで安心するだろう。なぜならばこのままねむってしまってもいい。ここは安全だからな。だけれども、不意になにかにおそわれるのさ。

陳腐なことばでいえばそれは不安だ。存在の不条理といってもいい。あたまのいい人々が都合のいい名称をかんがえてくれるだろう。
だけれども、たとえ命名されたとしてもそれで解決というわけではない。そうだろう。うしろから君をはがいじめにしているやつの名前をしることよりも大事なことはいくつもある。
喉元につきつけられた匕首をどうにかするためには。

だからきみは一生懸命かんがえるのさ。これをとりのぞくには一体、どうしたらいいって。

そこからさきはきみ自身の問題だ。

いるはずのいないなにかがあらわれることもあるだろうし、きこえるはずもないなにかがささやくこともあるだろう。
そいつらとまっこうから正面に対峙するのもひとつの策ならば、いないみえないきこえないとさけんで無視しつづけるのも、ひとつの策さ。

ねむっちまうのもひとつの手だが、そのままいっちまわないという保証は一切ない。
第一、それでねむれるのかな。

運がよければ朝がくる。
そうなれば、おはようとだれかがこえをかけてくれるはずだ。

まぁ、そのこえのぬしが死刑執行人でないとは断言できないけど。

[the text inspired from the song "A Night Like This" from the album "Deleted Scenes From The Cutting Room Floor" by Caro Emerald]


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