2015.12.13.09.25

これもまた悪い夢の続き 80.

こんな夢をみた。

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the poster for the movie "The Sea And Poison" directed by Kei Kumai

とおくの方で声がする。

やばいな。
ひらくんじゃなかった。
どうする。
このまますすめるしかないよな。ひきかえすにはもうおそい。

手術室らしい。開腹した矢先で、この会話だ。セオリーとしてはなにもせずに縫合して、あらためて次策を練るべきなのだ。
しかも第一、ひらいているのはぼくの肚だ。

ぼんやりした頭で、医師から起こされる。手術はおわったのだろうか。もうろうとしたまま、さしのばされる腕にすがり、手術台からおろされる。

これから手術をはじめる。そのまえに幾つか検査が必要だ。
ぼくについてきたまえ。

医師はそう謂って、腕につながれた点滴台を握るぼくのからだをささえる。手術着1枚しか着ていないぼくはすこし寒い。そして、1歩あしをまえに出す度に、裾から性器がかおをのぞかせる。大病院の廊下を歩くには、恥ずかしさが先にたつ。患者や看護師がなんどもぼくとすれちがう。

付き添いの医師とエレベーターにのり、手術室のある5階から地下にむかう。はじめてのるエレベーターだ。

おりた先は、検査室とは名ばかりの雑然とした空間だった。おおきなダンボール箱がいくつも積みあげられている。薬や備品なのだろうか。

ぼくとその先にある点滴台は、老いた女医に委ねられる。ふたりがひきつぎをおこなっているあいだ、もうひとりの若い看護師に促されておおきな茶色のソファにすわらされる。

その看護師は、そばにあるダンボールの筒から、プラスチック製のステッキをひっぱりだす。全体が透明で、先端の片側がおおきくひろがり、異様に長い漏斗の様な形状だ。

彼女はひろがった方の先端をぼくの口元にはこび、さっき呑んだ薬剤をはきだせと謂う。
げぇげぇいったところででるわけがない。
彼女はあきらめたのか、くびをひねりながら、唾液や唾でべとべとになった漏斗を別室へとはこぶ。

しばらくするとカレーライスがはこばれてくる。
全部喰えと謂う。
山盛りのライスには、ルーが申し訳程度だ。しかもうまくない。
きっといやいや喰っているからだろう。しかも、麻酔がまだ効いてるのだ。ひとさじすくったそのひとやまがぼとりとソファのうえにおちてしまう。
それを掌でひろって元の山にもどす。
普段ならばどうとないことが今、非常に緩慢な動作になってしまう。たったそれだけの事が1時間も2時間もかかっているようにおもえる。

あたりは何人もひとがいききしているが、ぼくの粗相をみとがめたものはいない様だ。
ぼくひとりが、気恥ずかしさと焦りで、いてもいられない感情でいっぱいだ。

女医のひとりが、ぼくのまえをとおりすぎる。きいろいリボンのかかったあかいおおきな箱をかかえている。

きれいでしょう

だれにいうともなく彼女がささやく。

だが、ぼくはしっている。その箱のなかにはなにもはいっていない事を。
それはあかくそめた発泡スチロールの切り出しに、安手のリボンをしつらえただけの代物だ。
このあいだ、おおきな発泡スチロールのかたまりをいくつも納品したばかりだ。それをきりわけたのだろう。

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the poster for the movie "Awake" directed by Joby Harold
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