2015.08.28.12.34

Hurry Up Harry

と、ばかりに彼は一目散にかけだしていった。

はためからみれば、こんなに馬鹿らしいことはない。

もうすでにすんでしまったこと、けっしてまにあわないこと。
にもかかわらずに、彼はいさんではしっていく。

しらないわけではない。きづかないわけでもない。

だからといって、しらないふりをしているわけでも、きづかないふりをしているわけでもない。
もしかりにそうだとしたら、もうすこし利口なやりかたがあるだろう。
なにも必死の形相をここでする必要は一切ないはずなのだ。

そうせざるをえないのだ。
贖罪というべきかもしれない。
その結果、彼自身の内心が安堵されるからだ。
いや、これは彼だけのことではない。
おおあわてにかけぬけていく彼によって、いくばくかの人々がすくわれるのだ。

信仰とはまさにそういうもの。
宗教のはじまりはがいして、そこからかもしれない。

すべてはておくれだ。
だが、おれはいそいだ。
はしったのだ、と。

[the text inspired from the song "Hurry Up Harry" from the album "That's Life" by Sham 69]


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