2015.08.25.12.44

るーとにぷらすいちぶんのちゃちゃにぷらするーとのにちゃちゃちゃ

件名として提示したモノは、童謡『算数チャチャチャ / Arithmetics Chachacha』 [作詞作曲:山口和義 (Kazuyoshi Yamaguchi) 歌唱:ペギー葉山 (Peggy Hayama) ] の冒頭であり、そこで解答される"算数 (Elementary Mathematics)"の問題でもある ["算数 (Elementary Mathematics)"と表記したのは、実際はその1段階上の学習要項である数学 (Mathematics) の問題であるから]。
楽曲はこちらで、また歌詞はこちらで紹介されている。

楽曲は1973年、NHKみんなのうた (Minna No Uta)』 [1961年放送開始] で放送され、ぼくもリアルタイムでそこで観た。
当時のぼくは小学校中学年 (Elementary School Middle Grades) であり、この楽曲の中で設題されると同時に解法が紹介されている"算数 (Elementary Mathematics)"の問題は、無理数 (Irrational Number) の問題であり三角関数 (Trigonometric Functions) の問題であるから、その歌の中で歌われている内容は全くもって理解不能なモノだった。

と、謂うか、それ以前にこんな難しい事をいずれはやらなくちゃならないのかと怖ろしく思うその一方で、ブラウン管 (Cathode Ray Tube) の向こうで動く、数字や図形の動きは滑らかで美しく、それに魅了されていた節もない訳ではない。

images
同じブラウン管 (Cathode Ray Tube) の向こうで展開される、学園ドラマや学園アニメの、背景のひとつとして、無理数 (Irrational Number) や三角関数 (Trigonometric Functions) の記号が出てくる場合もなかった訳ではないが、そこでの殆どの場合は、主人公達にとって解読不能な謎の文字としての機能しか果たさしていなかった様に想う。
小説『坊つちやん (Botchan)』 [作:夏目漱石 (Natsume Soseki) 1906年発表] は、旧制中学 (Pre-World WarⅡ Middle School) の数学教師 (Teacher Of Middle School Mathematics) が主人公の物語だが、その中で一体、彼が面と向かっての、数学 (Mathematics) の授業風景はあったかどうか [上記掲載画像は映画『坊っちゃん (Botchan)』 [番匠義彰 (Yoshiaki Bansho) 監督作品 1958年制作] :こちらから]。
それが、この楽曲ではペギー葉山 (Peggy Hayama) の歌唱に合わせて、彼女の思い描く通りに蠢き、思い通りの明答がなされる訳だ。そういう観点からも、ぼく達の眼を奪わない理由はそこにはなかった様に思われる。

さて、この楽曲は番組内では2問つまり2番しか放送されなかったモノの実は3問つまり3番まである。

ここではその第1問つまり1番を実際に、解いてみよう。

問1 [1番]:ルート2プラス1分の チャチャ / 2プラスルートの2 チャチャチャ

= ( 2 +√2 ) / ( √2 +1 )
= √2 ( √2 + 1) / ( √2 + 1 )
= √2

歌詞を文字式にして表すと上の様なモノとなる。
だけれども、 [現役の学生時代の] ぼくならば、上の様な解法は気付かないと思う。
恐らく、下の様にして解く筈だ。

= ( 2 +√2 ) / ( √2 +1 )
= ( 2 +√2 ) ( √2 - 1 ) / ( √2 +1 ) ( √2 - 1 )
= ( 2 +√2 ) ( √2 - 1 )
= 2√2 - 2 + 2 - √2
= √2

これを、『算数チャチャチャ / Arithmetics Chachacha』のメロディにあわせて唄ってみるには、以下の様な歌詞になると思う。

ルート2プラス1分の チャチャ
2プラスルートの2 チャチャチャ
算数チャチャチャで 解きましょう
それ ほらもうできた チャチャチャ
ルート2マイナス1で チャチャ
分子と分母を通分し チャチャチャ
分母がプラスの1 チャチャ
分子を展開していけば
答えはかんたん
たったわずかのルートの2となるよ
チャ チャ チャ

ちなみにこの計算での作業は、分母の有理化 (Rationalisation) と謂う。

次回は「」。

附記 1.:
この楽曲の題名にあるチャチャ (Chachacha) は、ラテン・ミュージック (Latin American Music) の奏法のひとつ。この楽曲もその奏法で作曲されている。
ちなみに、ザ・ビートルズ (The Beatles) の楽曲『バースデイ (Birthday)』 [作詞作曲:レノン = マッカートニー (Lennon - McCartney) アルバム『ザ・ビートルズ (The Beatles)』収録 1968年発表] の1節に、チャンス / Chanceとダンス / Danceを掛け言葉にして「チャチャチャのチャンスで / さあ踊ろう (Take A Cha-cha-cha-chance / I Would Like You To Dance)」と登場しているが、その箇所がチャチャ (Chachacha) の奏法に基づいて演奏されている訳ではない。

附記 2.:
況や童謡『おもちゃのチャチャチャ (Toys' Cha-cha-cha)』 [作詞:野坂昭如 (Akiyuki Nosaka) 補作詞:吉岡治 (Osamu Yoshioka) 作曲:越部信義 (Nobuyoshi Koshibe) 1959年発表] に於いてをや。
関連記事

theme : ふと感じること - genre :

i know it and take it | comments : 0 | trackbacks : 0 | pagetop

<<previous entry | <home> | next entry>>

comments for this entry

only can see the webmaster :

tackbacks for this entry

trackback url

http://tai4oyo.blog108.fc2.com/tb.php/1835-d1de8c8c

for fc2 blog users

trackback url for fc2 blog users is here