2015.08.04.09.38

めかの

春休み (Spring Vacation) だった。
毎年この時季、浅間神社 (Shizuoka Sengen Shrine) の廿日会祭 (The Day Of Twentieth Festival) と連動して、徳川家康 (Tokugawa Ieyasu) の花見を模した山車行列 (Procession To View Blossoms) が開催される。それにあわせて他の地域よりも数日、春休み (Spring Vacation) は長く結果的に冬休み (Winter Vacation) は短い。それに甘受する当事者としての小学生 (Primary School Boy) としては、得なのか損なのか、解らない。
ただ、祭りのメインである山車行列 (Parade Floats) よりも、参道に並ぶ屋台で買い食いする方が愉しいのは事実で、親からくすねた小遣いを無駄にしてしまうのも、この時季ならではのモノだ。
呑みモノや喰べモノならばその日限りのモノだが、そうでないモノは生物でない限り、確実に机の肥やしになっていく。
ミドリガメ (Pond Slider) もスピログラフ (Spirograph) もそうやって手に入れた。

そのおもちゃは、ぼく自身よりもその同伴者である両親の方が、興味をもったと記憶をしている。
参道に居並ぶ露天の一角の口上を聞き咎め、物珍しそうに聴いていたのは、恐らく彼らだ。
売っていたのは、数枚の鉄板と数対の車輪とそれを接続する為の工具がセットされたモノだ。鉄板には、均等に並んだ同じ大きさの穴があり、それを螺子式 (Screwed) で他の鉄板や車輪と接合させてナニカをつくりあげる事が出来る。

積木 (Toy Block) やダイヤブロック (DiaBlock) よりも無骨だけれども、螺子式 (Screwed) で接合するところは逆に現実的だ。
と、謂うのは、よくある様に、手にしたドライバー (Screwdriver) でなんでも分解してしまうのは、当時のぼくの習性だったからだ。自身の理解の及ぶ範囲で、外せるところまで外して、また元どおりにしてしまう。
但し、それは上手くいったらお慰みで、モノや場合によっては、元どおりどころか黙阿弥になってしまう。

そう謂う意味では、親からみればそのおもちゃは、まさにうってつけのモノだったのだろう。

メカノ (Meccano) と謂う名前はその数年後、そこから命名されたオランダ (Nederland) のロック・バンド、メカノ (Mecano) の所在によって知った。

images
1980年発表の12インチ・ミニ・アルバム (12 Inch Mini Album)『サヴタイトルド (Subtitled)』のジャケットに、おもちゃのメカノ (Meccano) で構築された人物像 (!?) をみる事が出来る。

肝心のおもちゃはしばらく、ぼくのすきになってはいたが、買い与えられた1セットではつくる事が出来るのも限られている上に、だからと謂って、新規に部品を補充する訳にもいかない。
予定調和 (Harmonie Preetablie) の如くに、モノの見事に忘れられた存在となった。
おもちゃ箱をひっくら返すたびに、その部品部品が顕れて、購入時の記憶だけが刺激された。

次回は「」。
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