2015.05.31.13.09

これもまた悪い夢の続き 76.

こんな夢をみた。

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The Poster of the movie "L'Amour en fuite" directed by Francois Truffaut

経理上の処理に関して不明な点が発生したので、べつの階にある経理に尋ねにいく。
喫煙室では馴染みの女性の席の横にかがんで、彼女の説明をきく。一生懸命説明している彼女を聴きながら、ああ、この説明は昔、大学の講義にあったあの理論だという事に気づいてしまう。そうなるともう、話は上の空で、説明そのものよりも、メモ用紙のうえを蠢く彼女の指先を追う方が大事になってくる。彼女の解説が進むにしたがって、記号や数式が増えていくばかりなのだ。
一通りの講義が終えた瞬間、それまで必死に俯いてペンと紙で格闘していた彼女がぼくの顔をふり仰ぐ。よしよしとあたまをなでてやりたいところだが、まだ就業時間だ。
お礼を一言いって、その場を離れる。

自席に戻る途中、もう少し丁寧に謂えばよかったかなと反省する。なんだか、あの説明では不満足であるかの様にも、思えたかもしれない。

ぼくの席には老夫婦がいて、松中さんはどの席かと尋ねられる。松中さんとはぼくの知らない人物だ。社内の組織図をひっぱりだして松中さんを捜す。
案の定、下の階の課だった。
それをそのまま告げてお引き取り願うべきなのだが、どうやら夫の方が脚が悪いらしい。掌も始終、震えている。
彼の掌をとって、そこまで案内する事にする。

エレベーター前でまっていると、脇の階段をかけあがった社員が顕れて「××さん、こちらでしたか」と声をかけられる。この女性が松中さんなのかなぁと思っていると「松中は昨日、退社したのですよ。ご用はなんですか。こちらでうかがいましょう」と謂ってふたりをひきつれていく。ぼくには一向、御構いなしだ。それはそれでもいいのだが、もうすぐエレベーターがやってくる。なのに3人は階段を降りていくのだ。

席に戻ると、となりのものがこっそりと耳打ちしてひとこと。
「あそこにいるあのふたり。明日から地方へ左遷だ。だれにもいうな。辞令が出て本人のくちからでるまでしらんぷりだぞ」

「それを俺にいってどうする」とぽかんとしていると、経理部長が顕れて、さっきの説明をよこで聴いていたがあれでは解らないだろうと謂ってぼくを黒板の前までひったてて、授業を開始する。それを聴かされているのは、ぼくだけではない。さっきぼくに説明してくれた女性社員もだ。
だが、話が佳境にはいるやいなや、就業のベルが鳴り、今日はここまでだ、続きは来週だ、と謂って、誰もいなくなってしまう。

その代わりに、ご年配の男女が室内に駆け込んでくる。そうだった。週末はいつもここで顧客向けセミナーがはじまるのだった。
ところがさっさと退室すればいいのだけれども、つめかける人波で一向に出るに出られず、セミナーも始まってしまう。しかも都合の悪い事は重なるもので、講師のすぐ脇に立ちん坊の状態になってしまう。彼もぼくの事を社が手配したアシスタントかなにかの様に思っている様だ。細々とした要件ばかりを謂いつけられる。
忙しいのはぼくばかりで、社内報カメラマン役の女性も、数回シャッターを押した後は手持ちぶたさでぼっとたったままだ。

講師のおざなりの解説が終わった後に、映画が始まる。
横にいるカメラマンがひとこと「ああ、またこの映画ね」

ハリウッド映画の名場面がいくつもいくつも数珠繋ぎに流れ、有名なスタンダード・ナンバーが何曲も流れる。
南海の美女に扮したグラマー女優が『バナナ・ボート』を歌ったその後は、オードリーが登場するのかと思ったら、雪の女王の悪意満面の笑みだった。

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The Poster of the movie "Selma" directed by Ava DuVernay
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