2015.04.10.10.48

Nightrain

闇。
並走するひかりのおびは、高速だろう。
車内のひかりはしらっちゃけて、あまりにもうそくさい。

うしろで、とびらがひらくおとがする。車掌だろう。最初のうちは駅にとまるごとに検札をしたが、もういまは一瞥するだけだ。おりるやつもいなければ、のるやつもいない。

きこえるのは、鉄路のひびき、ゆれる吊り環、そして時折かけぬける対向車。だがそれも次第に間遠になった。
さわがしくなるのは、踏切をわたるとき、橋をこえるとき、そしてつぎの駅がまじかにせまったとき。

赤ん坊の泣き声がきこえるのはきっと、空耳だろう。
街からにげだすのは、おれだけで充分だ。
そんななさけないやつは、ね。

ポケットにてをつっこんで、ありがねをはたいて切符をかった。そして最終列車にのりこんだ。
あれはいつのはなしだ。ほんの数分前にも、一年も前にも、おもえてしょうがない。
だが、よるはまだつづいている。

あさはこない。
二度とこないのかもしれない。
そのほうがしあわせなのかもしれない。
ないてばかりいる赤ん坊とその母親にとっても。

街にいく列車のなかでは夢ばかりみていた。

だが、どうだ。
そのぎゃくのいまはどうだ。

[the text inspired from the song "Nightrain" from the album "Appetite For Destruction" by Guns N' Roses]


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